2012年2月12日日曜日

鍼灸師の現状①

以下、鍼灸師になろうか考えている人や学生さん向けの話ですが。

一般的に鍼灸師の社会における給与や待遇って良いとは決して言えないですよね。
国家資格であるにも関わらず…。
似た境遇の柔道整復師に比べても、保険診療がしにくい環境もあって下にみられがちです。
私も整骨院での勤務経験がありますが、この業界では開業してるか、最低でも分院長レベルでなければ、収入は期待できないのが現状です。

新人の平均給与は東京でも週5日で18~20万、年収216~240万、時給900~1000円(T-T)
こんなもんです。

ちなみに学生の時に同じクラスだった若い方達はあまり社会の仕組みがわかっていなかったので、社会保険や待遇などが普通のサラリーマンとどれ位違うのかという話になった時に驚いた様子でした。
親の扶養にはいってる学生のうちは、月や年にどれ位個人で国にお金を払っているかって、確かに分からないですよね。

結構払うんですよ(# ̄З ̄)

・所得税(これはバイトでも月に10万近く稼いでる人は自動的にとられてますよね)
・住民税(前年度の収入に応じてとられる)
・年金(どうなるやも分からない制度ですが…)
・健康保険(保険証のお金です)

これらは税金といった感覚でしょうか。
結構な額になるんですよ。
税金の無駄遣いなどでは、これらのお金が使われていると思うと…ι(`ロ´)ノ

さて、では鍼灸院や整骨院と一般の会社では何が違うのか、

①給与
一般企業ではボーナスが平均4ヶ月/年、つまり月20万円の給与(基本給)の場合、一般会社員は年収320万円になるが、鍼灸師は240万円とゆーわけです。ボーナスがないって、大きいです。(泣)

②会社の負担
    鍼灸師は保険料などを全て自己負担で払うんですが、一般企業は年金・健康保険を企業で負担してくれる他に、雇用保険や労災保険など、企業によって差はありますが各種社会保険といわれるものが備えられています。

③その他の待遇
   鍼灸師は休みが少ないですが、一般企業は有給休暇があります。また退職金制度があり、辞めるときにもかなりの金額(勤務期間に応じて)がもらえます。福利厚生などが充実している企業もありますね。

以上、簡単にはこんな感じです。
もちろん、企業によっても様々、鍼灸師だから、会社員だからといって全て上記の事が当てはまる訳ではありません。
あくまでもそういった傾向というだけです。
と、ここまで鍼灸師のひがみのようになってしまいましたが(((^_^;)

なんとかこの状況を打開したいのです!!

鍼灸師の協会は他のコメディカル職種の協会と違い、大きく1つや2つにまとまっていません。流派やら、歴史的背景など色々な問題があるためかもしれません。
政治的な力が弱いといったことも社会的立場の弱い原因の1つです。

政治的な部分は後藤学園などに任せるとして(笑)、若い世代が力をあわせて政治的ではない部分で、頑張っていくしかありません。
上手くビジネスプランをたてていけるかどおか。
賢く生きていきたいものです。

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